先日、ScuBarが2周年を迎えました。
3年目の今年、1発目の目玉イベントとして海外ダイブトリップ第2弾を企画中!
…だったのですが。
これを書き始める約30分前。
『コロナウィルス対策のため、日本からの渡航が制限された』との情報が。
4月には落ち着いているであろうとは思いたいが、どうなることやら…
まあそれはそれと一旦置いておき、早速カナダ編の続きを…ではなく。
今回はちょっとした縁からScuBarに訪れ、仲良くなったご夫婦。
その二人の『これから』を聞き、それに乗りたいと思った主。
『こんなんあるんやで〜』ではなく、
某キャラよろしく、『みんな力をわけてくれ!』なお話。
「沖縄には負けへん、五島はもっとええとこなんや」
ー 五島列島
長崎港から西に100km、大小140あまりの島々が連なる列島。
白い砂浜に透き通った海。
そして、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として、
一部エリアが2018年に世界遺産にも登録されている。
大阪で生まれ育ったこのご夫婦。
その奥さんのルーツが、五島列島にある福江島である。
幼少の頃から幾度となく行っていたこの島。
そしてそのときにはわからなかった、島の魅力。
おじいちゃんが住んでいた家や畑が残っている。
『五島の魅力をもっとみんなに伝えたい』
『もっと五島を盛り上げたい』
それらを譲り受けることになり、「それなら」と移住を決意したそう。
小柄ながらもよく喋り、元気だけは誰にも負けない年上女房。
その横で、言葉数少ないながらも笑顔で話を聞く年下旦那。
「二人とも酒が飲めないんやけど」と、申し訳なさそうにScuBarにやってきたのが2019年ももうすぐ暮れようとしている年末だった。
「何ができるかわからんけど、何でもいいから力を貸してほしい」
初対面でそんなことを言われ、今この文章を書くこととなった主。
先にも書いたが、『知ってもらいたい』だけではなく、
みんなに『力を貸してもらいたい』がその大きな理由。

主も知らない、五島の魅力
これを読んでくれているみなさん、五島列島のこと何か知ってますか?
『ダイビングできるねんなー。沈船もあるんや。』
『隠れキリシタンの遺産が多くあんねんなー。』
これが主の知っている五島。
気候や風土、歴史も文化も知らないことのほうが多いこの島。
メシがうまい
酒がうまい
空気がうまい
青く透き通った海がある
白く輝く砂浜がある
真っ赤に焼ける太陽がある
こうやって書くと、「そんなものどの観光地でも」とみんな言うかもしれない。
それでも「ほんまにすごいから、一度来てほしい」という。
「沖縄には負けへん魅力がある、五島には」と。

もちろん、収穫などの手伝いもできたら 旦那談
「アクセスが悪いなら、良くなるようにしたらいい」
五島列島の大きなデメリット、それが交通の便。
関西からだと、まずは福岡や長崎まで。
陸路なら新幹線や車で博多へ。
空路なら関西国際空港からどちらもPeachが飛んでいる。
そこから五島へ向かうフェリーに乗り込む。
…だが、どの方法でも時間がかかってしまう。
以前は福江島の空港まで、伊丹や関空から定期便があったそう。
だが、利用者が少ないために廃止。
ここが本島をはじめ、石垣や宮古への直行便がある沖縄との差。
なら、来てくれる人を増やしたらいい。
来てもらえる場所を作ったらいい。
そしたら、また定期便を誘致することができるはず。
そんなすぐにどうとなる話ではない。
でも、二人はそんな数年後、十数年後を見ている。
これが1つ目の「力を貸してもらいたい」ところ。
『五島列島に行ってみませんか?』

これを使った料理を、主も考え中。
来年4月のオープンを目指して二人は奔走中
毎年6月に行われている、『五島長崎国際トライアスロン』。
話を聞くと、人は来るものの宿が少なく、野宿をする人も多いそう。
そこで今年のその期間、この建物を無料解放しようとのこと。
その後に建物の改装をはじめ、オープンに向けての準備を本格的に始めるそうです。
そこでもう一つの「力を貸してもらいたい」。
『立ち上げを手伝ってもらえませんか?』
ゲストハウスはもちろんですが、五島の自然や歴史には大きな価値がある。
この二人や五島に住んでいる人たちだと気づかない魅力、たくさんあると思います。
・ゲストハウスの改装
・オープン後のゲストハウスの清掃などの簡単な管理業務
・繁忙期の農家さんの出荷作業(ラベル貼りなどの軽作業)
それだけではなく、五島の魅力を感じ、外に伝えたいと思ってくれる人。
そういった人たちを現在募集中。
来てくれたみなさんには、宿と食材を無料提供してくれるとのことです。

食材を洗い、冷やして食べる。
数日でも数週間でも数ヶ月でも。
何かの特技がある人はもちろんのこと、何かをしたいと燻っている人。
普段の生活とは違うことがしたい人、違う経験をしたい人。
これ、主にとってもチャンスだと思っています。
二人の考えていること、みんなで面白く大きくしませんか?
自分たちだけの力だけじゃ足りない。
周りみんなを巻き込んで、力を借りたい。
ScuBarを始めた当初の主、それと同じことを言った二人。
だからこそ初対面で酒も入っていないのに、深夜3時まで話し込んでしまったのだが。

でも意外と近くにある。
これを書く主本人が一番行きたい
実は二人がScuBarに来てくれたのも、ダイビングを始めたから。
そして、『誰か福江島でダイブショップをやってくれないかな?』という思いから。
そこのバックパッカー。
今すぐにゲストハウスwaratha (facebook)に連絡をしてみてください。
行ってみたいなと思った人。
夏までには主も行こうと思っています。
一緒に行きませんか?
とりあえず読んでくれた人。
頭の片隅のどっかに置いておいてください。
そして何かのきっかけでこの話になったときは、是非周りに伝えてあげてください。
そして、これは主からの「力を貸してほしい」ところ。
『行ったみなさん、そこでの経験をみんなに伝えてください』

ScuBarのゲストの意見は「絶対残せ」だった
五島だけじゃない、もっと日本の魅力はあるはず
日本各地で、海も陸もその魅力を伝えようとしている人はたくさんいます。
そんな中で、縁があって五島を選んだ二人。
『waratha』
アラブ語で『受け継ぐ』という意味。
カタカナではワラタ。
関西弁で『笑った』。
笑顔や縁、人との繋がり、または繋がるという思いを込めて。
面白そうなことが始まる。
これを読んでくれた以上、すでにみなさんとも縁で繋がっているのでは?

美味いに決まってる。